時雨 shigure

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小雪 shôsetsu 1122

二十四節気、一年間限定のスタイル提案blog
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冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也


陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節

木々の葉は落ち、このころより僅かながらの雪が舞い始める頃





Hashimoto Shinobu × Ikawa Mika

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「盛りつけは彩り」
・・という概念を捨ててみる。

「白」ということだけにこだわる。

無彩色と呼ばれる白に 本当に彩りはないのか
目で見えるものだけが そうなのか

感性と心で見たときに
気づく

「白」にも、美しい彩りがあることを。


Styling Story

小雪でのコラボレーションで使う器は、是非「小雪 Koyuki」という名のこの器でと決めていました
少し乾いた雪が 街にも降り始めてくるこの時期は
凛と無垢なこの器が どうしても似合うから

粉引きの白に溶けあってみたい
Shigure Styleで

今回のスタイリングは「白」という色がテーマ。
器からインスピレーションを受けて 盛りつける料理を選ぶとき
対比だけに意識がいくのは勿体ないこと
同調の美だってあるのです

決してつまらなくはありません
それが良い「器」ならば。

【 ブロッコリーと平目のムース 生クリーム仕立て ~poisson~ 】


平目
カリフラワー
白しめじ
卵白
フュメドポワソン
生クリーム
白ワイン


カリフラワー・白しめじを白ワインで蒸したものと平目をプロセッサーでクリーム状にする
更に卵白と生クリーム・フュメドポワソンを合わせ
シートで包み蒸し上げムースに
平目をのせて生クリーム・白しめじ・フュメを合わせたソースで仕上げる


小雪 Koyukiは札幌スタイルに認証されています


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井川美香 -Ikawa Mika-

Life on the table De'tour

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橋本忍 -Hashimoto Shinobu-

TENSTONE


DATA:  料理・スタイリング 井川美香 / 写真・器 橋本忍



一献一品

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ボジョレー・ヌーヴォー解禁。
毎年この時期のちょっとしたイベントですね。

11月22日は二十四節気で「小雪」。
ちょうど全国的にも小雪(?)が降ったなんていう便りも聞こえてきました。
「小雪」の季節は、秋の忙しさを終えて厳しい冬を迎える間のちょっとした休憩時間。
そんな季節にボジョレー・ヌーヴォーが解禁だなんて、これは神様のプレゼントなのかも知れません。

雪が降る街ならではのワインの冷やし方。
ボジョレー・ヌーヴォーはちょっと冷やして飲むのが美味しい。

愛する人とのゆったりとした時間。友人たちとの賑やかで楽しい時間。
あなたは今夜、誰とどんな夜を過ごしますか?

この時期だからできるボジョレー・ヌーヴォーで雪見酒。
美味しいお酒には、やはりシチュエーションが大切だ、と思ったりする今日この頃です。


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DATA:  写真・文 山田憲治


時雨フォト募集

時雨では読者の撮った「時雨フォト」を募集しています。
テーマは、あなたなりに感じる「時雨」を表現した写真であればOKです。
時雨チームの選考によりサイトに掲載させて頂きます。
投稿はこちらより



季のこと綴り


日々の暮らしのカレンダー。でも、それに従うだけじゃつまらない。

自分だけの、自分のための、ちょっと特別なカレンダーを。

これからの1年、美しく粛々とした季の暮らしに触れて過ごしてみたいと思います。



小雪のくらしごと
~葛湯~



朔風払葉~キタカゼコノハヲハラウ
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冬支度をやっと終えたこの時期
待っていたかのように 初々しい雪が落ちてきて
急に冷え込んだ空気に身体が慣れるのに まだ少し時間がかかります

白露からはじまり数回 二十四節気に合わせた暮らしや決まりごとを手繰ってきましたが

小雪。

どの文献を見ても、取り立てて時節の仕事が見当たらない
そう 小雪は冬に備えて身体を休める節気なのです

忙しい秋の収穫と冬支度を終えてから
来る師走の慌ただしさまでの ほんの束の間

急に訪れた冬の寒さに 身体を慣れさせるための
だいじな時間だったのでしょう


それならば・・・
そんな日は温かな部屋でゆっくりと葛湯を楽しむのはどうだろう

この時期和菓子売り場の片隅には 葛湯がお目見えします
その可愛らしい箱にファンも多い 老舗 京都二條若狭屋の「不老泉」


結ばれた“こより”が風情ある 桂花園の丁葛くず湯
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上質な葛粉と白双糖で作られた葛湯は
その品の良い甘みと滑らかなとろみが 
寒さにちぢこまった体を ゆっくりとほどいてくれるよう

ほんの一時間だけでも
葛湯で身も心もあたたまりながら
ゆっくりと好きな本を読み 自分を休める時間を持ってみよう

凍りつく窓の外をながめながらの
寒い日の愉しみが
またひとつ、増えそうな気がする。

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DATA: 文・写真 井川美香




時雨shigure 次回更新は【大雪・12月7日】の予定です




about 時雨 Shigure

和と上手に暮らすライフスタイル提案マガジン
二十四節気(にじゅうしせっき)の各時節柄にフォーカスを当て札幌を中心に活動する各方面のプロが
Moditional = [traditional + modern]
をキーワードに、各視点から「和と現代の暮らしをクロスオーバー」させ、心と暮らしを豊かにするスタイルを提案していこうというプロジェクトです。
違う分野で活動する面々が、どんな Moditional を展開しコラボレートしていくのか私たち自身もとても楽しみにしています。

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by shigure_project | 2008-11-22 00:00 | 【小雪】

立冬 rittô 1107

二十四節気、一年間限定のスタイル提案blog
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冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也


初候   山茶始開(つばき はじめて ひらく) : 山茶花が咲き始める

次候   地始凍(ち はじめて こおる) : 大地が凍り始める

末候   金盞香(きんせんか さく) : 水仙の花が咲く

この日から立春の前日までが冬。日は短くなり時雨が降る季節





誂え atsurae

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ワイルドシルクと呼ばれる

緯糸(よこいと)に二種類の野蚕糸を用いて織り上げた創作紬

その表情はシンプルな中にも深みや優しさを感じられるもので

僕はすぐにこの反物が気に入った




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この反物にあわせ選んだ帯は、麻の葉柄

泥染された麻の葉柄にはグラデーションがかかっている


和服は反物と帯の組み合わせだけでも随分と印象が変わる

シンプルでモダンに、時雨的誂え。




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ワイルドシルク紬:伝統工芸士 白川貞夫 作

提供 :島屋呉服店 札幌市中央区南3条西8丁目島屋ビル1F 011-251-3758


DATA:  写真・文 橋本忍



一献一品

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誰かの為じゃなく

自分の為だけの贅沢

旨い酒と旨い肴

そして、それらをひきたてる酒器と小鉢


「演出」という名の調味料は

なによりも酒と肴を旨くする

今宵はひとり手酌酒

それは自分の為だけの贅沢な時間



BGM:billie holiday - lady sings the blues

DATA:  写真 橋本忍 / 文 山田憲治


時雨フォト募集

時雨では読者の撮った「時雨フォト」を募集しています。
テーマは、あなたなりに感じる「時雨」を表現した写真であればOKです。
時雨チームの選考によりサイトに掲載させて頂きます。
投稿はこちらより



季のこと綴り


日々の暮らしのカレンダー。でも、それに従うだけじゃつまらない。

自分だけの、自分のための、ちょっと特別なカレンダーを。

これからの1年、美しく粛々とした季の暮らしに触れて過ごしてみたいと思います。


立冬のくらしごと
~冬の茶支度~


地始凍~チハジメテコヲル


立冬を迎えて、いよいよ始まる冬暮らし

冬布団の打ち直し
薪の準備・・
現代(いま)の暮らしでは習慣の薄い冬支度もあるけれど

衣替えをしてみたり、庭木の囲いをしてみたり
急に表情を変えたような、風の冷たさを感じるころには
それでも何か、いそいそと
冬の「支度」がしたくなるから不思議です

季のくらしに寄り添うなら
今年の冬は、ちょっと新しい冬支度をしてみたい

寒い冬、冷えた身体を温める 「茶支度」 などはどうだろう。




選ぶ

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野草茶~夏から秋の実りの力を蓄えた滋味をとり込む

ハブ・ハト麦・玄米などの種茶から、薬草の葉や茎を合わせて
香ばしく炒ったもの

ブレンドされたものが色々と売っているけれど
それぞれを別に用意して
気分や気温で合わせてみたい

野草茶を淹れたら・・焦らずあせらず
途中、ひとつ仕事を片付けてから覗きに戻るくらいの時間が調度良い。
滋味はインスタントには味わえない。




玉露~極上の甘みを愉しむ
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「まるで玉の露のような・・」
玉露を湯呑に注ぎ、そっと口に含むと広がる
とろりとした甘さ
舌で転がして味わう 喉を落ちる時の滑らかさを愉しむ茶

玉露の甘味だけは人工的に作り出すことが出来ないのだとか
数多の茶師を魅了する銘茶

初夏に摘まれた新茶が、程なく次々と新茶として出荷される中
覆いを被せて育てられたある茶葉だけが
蔵の中でじっくりとその時を待っている

空気もすっかり冷たくなったころ
無事熟成を迎えた茶葉たちが 「玉露」 とう名前を貰い世に出る

そう、これからの時期こそ
蔵囲いの玉露を味わう、最良の時なのです。

人肌に冷ました湯を使い
株玉の一滴をしぼり切るように 大切に味わいたいもの。




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冬越しの、選りすぐりの茶葉が揃ったら
「湯」も絶妙を用意したい

ベランダで小さな火鉢に火をおこし
骨董屋で見つけた鉄瓶で湯を沸かす
ダイニングが、しばしちゃぶ台

湯気の上がりを待ちながら
いつしか
そんな時間に、温められているのを知るのです
からだも、心も。

寒い日も、わるくない。





DATA: 文・写真 井川美香




時雨shigure 次回更新は【小雪・11月22日】の予定です




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和と上手に暮らすライフスタイル提案マガジン
二十四節気(にじゅうしせっき)の各時節柄にフォーカスを当て札幌を中心に活動する各方面のプロが
Moditional = [traditional + modern]
をキーワードに、各視点から「和と現代の暮らしをクロスオーバー」させ、心と暮らしを豊かにするスタイルを提案していこうというプロジェクトです。
違う分野で活動する面々が、どんな Moditional を展開しコラボレートしていくのか私たち自身もとても楽しみにしています。

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by shigure_project | 2008-11-07 00:00 | 【立冬】